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ビギナー・コレクターたちへの七つのアドバイス

あけましておめでとうございます。

そして、大変ご無沙汰しています。アートマーケット・ウォッチャーとしては、「マーケットがすごい」「またオークションで高値更新」といったニュースばかりを取り上げるのはいかにもつまらなく、毎日、記事を読んではいるものの、取り上げたくなるものになかなか出会えないといった日が続いています。

そんな中、こんな記事を見つけました。オンライン誌、ArtInfoの、セブン・ティップス・フォー・ビギニング・コレクターズ( Seven Tips for Beginning Collectors。ビギナー・アート・コレクターへの七つのアドバイス、というわけです。12月にニューヨークで行われたコレクターによるパネルディスカッションでの話をまとめたものです。既に「いつ今のバブルがはじけるか?」という点に関心が移っているのに、これからアートを集めようという人たちへのアドバイスとは・・・?と思わないでもありませんが、なかなか示唆に富む内容になっています。

1)将来性にかけよう。(Focus on the future.) 1980年代に$500で買った有名になる前のシンディ・シャーマンの写真の値段が、今では、$500にゼロが二つか三つついている。
2)自己中心的になろう。(Be selfish.) 個人コレクションは個人的な楽しみのためのもの。流行にとらわれず、自分に訴えかけてくるものだけを買うべき。
3)よく調べよう。(Do your homework) 特に、お金が無尽蔵に使えるわけではないコレクターは、じっくり調査をし、できるだけたくさんの作品を見てから購入を決断しよう。
4)我慢強く。(Have patience) 欲しいと思う作品やアーティストのリストを作り、それらが市場に出てくるのをじっと待つ。そして、できる限り多くのオークション、ギャラリー、フェアなどに足を運ぶ。
5)”ギャラリーナ”を避ける(Avoid the "gallerinas") ギャラリーナとは、画廊を仕切る恐ろしいスタッフたち(女性が多い)。このパネルディスカッションに参加したコレクターたちは、初めての作品購入は、ギャラリーナを避けて画廊には行かず、チャリティオークションで買ったという。そうしたオークションには、美術館が、有望だが無名のアーティストの作品を宣伝のために出品することが多い。
6)かけられるお金で最大の価値のものを買おう(Get bang for your buck) ビギナー・コレクターは、湯水のようにお金を使えるわけではない。でも、賢くお金を使うのが大事。
7)Haggle(値切ろう) 近年まで、アート・ギャラリーでは値段交渉はあまりされてこなかったが、最近では、表示価格の10%まで値切るのは普通だという。

・・・というわけで、それほど「あっ」と驚くようなアドバイスもないような・・・。個人的には、ギャラリーの怖いスタッフをギャラリーナと呼ぶ、というニューヨーク画廊界の新語がヒットでした。

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