コレクション所有企業の破綻→美術市場の危機?
アメリカ大統領選挙本番の日まで残すところあとわずかとなりましたが、その選挙戦中二度目の大統領候補討論会で、オバマ上院議員が「1929年の大恐慌以来」と言い切った現在の経済状況。この先いったいどうなるのか・・・もちろん、昨年まで好景気にわいていた美術マーケットも影響を受けるのは間違いありません。9月に破綻したリーマン・ブラザーズをはじめとして、欧米の大手金融サービス企業が苦境に陥っています。
アメリカ大統領選挙本番の日まで残すところあとわずかとなりましたが、その選挙戦中二度目の大統領候補討論会で、オバマ上院議員が「1929年の大恐慌以来」と言い切った現在の経済状況。この先いったいどうなるのか・・・もちろん、昨年まで好景気にわいていた美術マーケットも影響を受けるのは間違いありません。9月に破綻したリーマン・ブラザーズをはじめとして、欧米の大手金融サービス企業が苦境に陥っています。
このブログではアーティストもディーラーも、基本的に敬称略で書かせていただいていますが、以前、何度かインタビューさせていただいたことがあったりする人物が相手だと、つい「さん」付けになってしまいます。たとえば、このあいだ、ニューヨークのサザビーズで立体作品「マイ・ロンサム・カウボーイ」(1998)が約16億円で落札された村上隆さん。
この秋、ヨーロッパのアート市場を見てきた人々は、相変わらずのバブルぶりに懸念を強めているようですが、一方で、「アート市場も一段落か?」という報道が出始めています。たとえばこれ、フランス発のオンライン雑誌、アートプライス誌の最近の記事です。
どうも更新が滞っていて申し訳ありません。でもこれ、アメリカで一番古く、おそらく最も広く読まれている月刊誌のARTnews誌、11月号がおもしろい。この雑誌、今月105周年を迎え、その特集記事をいろいろ載せていますが、そのうちの一つが、"Famous in 2112?" というもの。今からさらに105年後にも、有名であり続けているアーティストはいったい誰だろう?ということを、世界各地の有力美術館の館長や有名キュレイター、ギャラリスト30人以上に聞いています。
またヨーロッパの美術誌、「The Art Newspaper」の記事から。
三つの韓国のギャラリーがニューヨークのギャラリー地区、チェルシーに最近オープンしたり、近日中にオープン予定とのこと。だいたい韓国やその他アジアの現代美術を専門に扱うようです。さらに、欧米の有力ギャラリーがソウルに進出という動きも。
- 糸井 恵 PROFILE -
日本のアートシーンを欧米に紹介するジャーナリスト。
著書「消えた名画を探して」(時事通信社)、訳書「女友だちの賞味期限」(プレジデント社)、「ヒトデはクモよりなぜ強い」(日経BP社)など。
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